2009-05-18 [現代思想・入門]
2 構造主義のコギト(理性をもつ主体)批判
【主体の死】と未開
「野生の思考は全体化作用をもつ。 事実それは、サルトルが弁証法的理性について
考えているよりはるか先までこの方向に進もうとするものである」 『野生の思考』 1962
コギトの哲学(主体性の哲学 現象学・実存主義)を批判
野生の思考という視点で、ヨーロッパの伝統的なコギトの哲学を相対化。
コギトを原理とすることは、抑圧的なイデオロギーである。
理性(人間の理念) ヨーロッパの優越性、文明/野蛮
価値の転換 未開、野蛮な思考→豊かな具体性の思考
器用仕事(プリコラージュ)
近代的な組織だった労働とは違う、あり合わせの材料をもちいた作業
新石器革命以来の、人間の労働の様式
「主体の死」、「人間の終焉」
キリスト教を背景とした近代的な労働人
自由な理性をもった近代的な個人
感想: 弁証法的理性批判 を、
弁証法(ヘーゲルのような)的な、理性批判(カントのように) とすれば、
弁証法を用いて、理性を、批判(=吟味)すること。
弁証法的理性(発展し、何かになっていく、動的な理性?)の批判 とすれば、
弁証法的理性を、批判すること。
弁証法的な理性批判だと思っていたら、
弁証法的理性という言葉が・・・弁証法的理性への批判が正解?
意味することに、変わりは・・・あるよね?
上記に関連して、カントの『純粋理性批判』を少し調べてみた。
この本における用語の定義もよく知らないまま、『存在と時間』を読もうとするなんて、
なんて無謀・・・というより、マヌケだ自分・・・
現象学も、実存主義も、継承しようと、否定しようと、
それ以前にある思想のうえに、ある(哲学の伝統) という
あたりまえのことを、再確認。
読むなら、どれを?
【主体の死】と未開
「野生の思考は全体化作用をもつ。 事実それは、サルトルが弁証法的理性について
考えているよりはるか先までこの方向に進もうとするものである」 『野生の思考』 1962
コギトの哲学(主体性の哲学 現象学・実存主義)を批判
野生の思考という視点で、ヨーロッパの伝統的なコギトの哲学を相対化。
コギトを原理とすることは、抑圧的なイデオロギーである。
理性(人間の理念) ヨーロッパの優越性、文明/野蛮
価値の転換 未開、野蛮な思考→豊かな具体性の思考
器用仕事(プリコラージュ)
近代的な組織だった労働とは違う、あり合わせの材料をもちいた作業
新石器革命以来の、人間の労働の様式
「主体の死」、「人間の終焉」
キリスト教を背景とした近代的な労働人
自由な理性をもった近代的な個人
感想: 弁証法的理性批判 を、
弁証法(ヘーゲルのような)的な、理性批判(カントのように) とすれば、
弁証法を用いて、理性を、批判(=吟味)すること。
弁証法的理性(発展し、何かになっていく、動的な理性?)の批判 とすれば、
弁証法的理性を、批判すること。
弁証法的な理性批判だと思っていたら、
弁証法的理性という言葉が・・・弁証法的理性への批判が正解?
意味することに、変わりは・・・あるよね?
上記に関連して、カントの『純粋理性批判』を少し調べてみた。
この本における用語の定義もよく知らないまま、『存在と時間』を読もうとするなんて、
なんて無謀・・・というより、マヌケだ自分・・・
現象学も、実存主義も、継承しようと、否定しようと、
それ以前にある思想のうえに、ある(哲学の伝統) という
あたりまえのことを、再確認。
プロレゴーメナ・人倫の形而上学の基礎づけ (中公クラシックス)
- 作者: カント
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 新書
読むなら、どれを?
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