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2009-05-03 [現代思想・入門]

サルトル実存主義へ
フランスにおける現象学の展開
 マルクス主義とのかかわりが重要な意味を占める。

 フランスの戦後思想
  ナチス・ドイツによるフランス占領という経験を振り返る。
  暴力によって「自由」が奪われたとき、人間はいかに行動すべきか。 反抗か、死か。

 マルクス主義
  社会の政治的経済的な構造を客観的に認識する点では大きな力をもつ。
  一つの社会内での抑圧された民衆の反抗の必然性を語るが、
  極限的な状況に置かれた人間の「自由」の問題について、
  人間がその状況にいかにかかわるべきかという問題について、は何も語らない。
  政治運動の内側では運動上の倫理がおのずと問われるが、
  この問題に理論的な基礎づけを与えようとはしてはいない。

 サルトルの哲学
  政治や社会の状況に対する、人間の主体的な行為の根拠をどこに求めるか。
  人間はその時代や社会の状況のなかで、どういう行為をとるべきか。 この問題を
  総体的な人間学として基礎づけ、占領という体験を超えていくことが根本モチーフ。

 状況のうちにおける人間の学の基礎
  実存主義哲学   キルケゴール―ヤスパース―ハイデガー
   基本命題   人間の生は一回限りであり、決して他の生と交換できない。
   個々の人間の生は、自らにとって直接的で絶対的なものとして存在する。
    キルケゴール   「信仰」の根拠を見定める
    ハイデガー   「良心」(倫理的な)の根拠を置く
   サルトル哲学の倫理的な基礎をなす。

  フッサール現象学


 感想: 09-04-09 1-1-4 サルトル の感想が、ずっと気になっていた。
     もちろん、人の行動を考えるとき、生理的作用機序という言葉のみがうかぶ訳ではない。
     行動の契機や動機としてではなく、まさに行為のなかにある脳内で起きているであろう
     生理的な現象として、思われたのだ。

     ハイデガーの『存在と時間』は、今後、『現代思想・入門』と並行して、といっても、
     ゆっくりと読んでいきたい。
     備忘録とはいっても、本文からの抜き書きが精一杯で、
     意味を違えずに文を短く書き換えることができなかったので、もう一度読み直して、
     順にまとめていきたいと思う。  





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