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2009-04-12 [現代思想・入門]

PART 2  現象学から実存主義へ
現象学とは何か、それはどう展開したのか?     竹田青嗣
1 認識とその対象との一致はどのように保証されるか

 フッサール現象学   エドムント・フッサール
  巨匠の系譜   マルチン・ハイデガー、ジャン=ポール・サルトル、モーリス・メルロ=ポンティ

 心理学主義   実証主義的な心理学
  論理的なものの起源を、心理的な「経験」から説明しようとする。
   人間のなかにはじめから生まれついて与えられている観念はない。

  ブレンターノ 記述心理学
   意識の内部知覚をよく観察し、それを構成要素や、諸関係として記述する。
   「志向性」の概念   意識は必ずある対象への関係としてある

 『現象学の理念』講義1   西欧の近代哲学の根本問題 の基本形
   認識は、それがどのように形成されていようと、一個の心的体験であり、したがって認識する
  主観の認識である。 しかも認識には認識される客観が対立しているのである。 ではいったい
  どのようにして認識は認識された客観と認識自身との一致を確かめうるのであろうか?

   主観としての認識(=人間の思惟)と、実存そのものとしての客観との「一致」を、
   どう確かめればいいか。

 「厳密な学としての」現象学という理念
  認識とその対象との一致をどう保証するかという難問の解決は、
  諸科学が正しい(=統一的な)現実認識へと近づいてゆくための、
  「最も厳密で客観的な」基礎づけの学、つまり、
  誰でもが数学を学ぶように学んでゆけるような基礎学問、に通じてゆくはず

 デカルト的懐疑
  私たちはあるものの像を見て、それが確実に存在すると考えるが、もしそれを疑おうとすれば
  いくらでも疑えるのだ。

  近代哲学の基本的な二元論   主観―客観、思惟―存在




 感想:「わたしは、なぜ、わたしをわたしだと思うのか?」という問いもここから?





  
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