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2009-04-20 [現代思想・入門]

4 ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティへの展開

 フッサール (1859-1938)
  「生活世界」という概念
   人が「自然主義的」な態度でごく普通に生きているような、具体的な生活の領域

 ハイデガー (1889-1976)   存在論の哲学
  「世界―内―存在」
   人間を、すでに他人や自然や物の世界のなかに投げ入れられているものと見なす言葉

 メルロ=ポンティ (1908-1961)   両義性の哲学
  〈身体〉
   人間は〈身体〉を通じて、具体的な世界に内属している

 サルトル (1905-1980)   実存主義哲学
  「状況」
   人間は「状況」(社会的、政治的)のなかに投げ入れられている

 デリダ (1930-2004)   現象学の根本理念を批判
  「脱構築」
   基本的に、ヘーゲル―マルクス―現象学という系譜に、強固な形而上学の伝統を見て、
   これを解体しようという試み


 感想:縁起 諸法無我 (人間をまわりとの関係とともに考える)

     昨日の感想では、
     人間は、生きていくうちに、経験から、「世界が客観的に存在する」という確信をもつように
     なるのだろうから、「純粋意識」は、生まれたての赤ちゃんをモデルにすると考えやすい。
     が、成人で考えると、既知のものの認識と、未知のものの認識とでは、意識に映るときに
     違いはあるのか? など、考えてしまった(経時変化?)。    

     現象学的還元は、客観的世界の存在を確信している人間の認識において、その確信を
     遮断し、主体の意識を取り出すプロセスであることから、その人間の個別の条件(年齢等)
     は考慮の対象外である・・・?


 参考図書にあるのと同じ、細谷 恒夫 (翻訳), 木田 元 (翻訳)           09-04-22 追記
 
ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫)

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫)

  • 作者: エドムント フッサール
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 文庫






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