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2009-05-08 [雑記]

精神医学
 紀元前4~5世紀 ヒポクラテス 心の病は脳の病気である。

 フランス学派(臨床精神医学学派)
  フィリップ・ピネル(1745-1826) 近代精神医学の父
   心の病は理性の障害というより感情の障害である。
   心の病の原因(心理的、遺伝、環境、生活など)、症状やタイプを整理・統合した。
  ジャン・エスキロール(1772-1840) 精神医療改革者
   心の病の臨床症状と経過を観察し、正確な記述の統計的資料を残した。
  ベネディクト・モレル(1809-1873) 変質論 ダーウィンの進化論の影響
   心の病を人間性の変質とみなし、背景に遺伝性があるとした。

 精神療法
  フランツ・メスメル(1734-1815) 現代精神療法の発端
   メスメリズム(動物磁気説) 一種の暗示
  ナンシー学派
   心の病が暗示によって治る経験から、暗示の一つとして催眠療法を行う。
  ジャン・シャルコー(1825-1893) 現代神経学の父 ヒステリーの治療に催眠療法
   神経疾患の臨床の記載、病理解剖の研究
  ピエール・ジャネ(1859-1947) 心理学者、精神医学者
   意識や無意識の研究
  ジグムント・フロイト(1856-1939) 精神分析医 心の病の心理原因説の頂点
   自我の発達過程における歪みなどにも原因 無意識の役割を強調
  C・G・ユング(1875-1961)

 大学精神医学学派
  フランツ・ガル(1758-1828) 脳機能局在論
   精神機能は脳の異なった部位に限局する
  ヴィルヘルム・グリージンガー(1817-1868) 脳病因説
   脳の構造や機能の変化を物質的に解明することが心の病の原因追求の道である。
  エミール・クレペリン(1856-1926) 現代精神医学の父
   実験心理学者ヴィルヘルム・ヴントの弟子 精神医学の世界に実験的手法を導入。
   病気の定義や分類法は現代に生かされている。

 パリ・フロイト派
  ジャック=マリー・ラカン(1901-1981) 精神科医、哲学者、精神分析家
   1966 『エクリ』


その他
 チャールズ・ダーウィン(1809-1882) 自然科学者
  1859 『種の起源』

 イワン・パブロフ(1849-1936) 生理学者
  1902 条件反射の実験

 リチャード・ドーキンス(1941- ) 動物行動学者
  1976 『利己的な遺伝子』

 ヴィルヘルム・ディルタイ(1833-1911) 哲学者 生の哲学
  「生」の「体験」を、その構造と発展の連関にそくして、生そのものの全体から理解しようと努める。
  「精神科学的心理学」は、心的な要素や原子に手がかりを求めず、
  また心的生活をこれらの要素から組成しようとしないで、「生の全体」や「形態」を目指すもの。

 マックス・シェーラー(1874-1928) 哲学者(フッサールの弟子) 
  あらゆる「心的なもの」に対して作用に特有の存在を対照させる方法で、人格を規定しようとした。
  人格とは、「むしろ体験において直接にあわせ体験される、体験作用の統一であって、
  ―直接に体験されることがらの背後やそと側にある、たんに思考された物ではない」。
  人格は物ではなく、実体ではなく、対象ではない。
  人格は、ひとつの意味の統一によって結ばれている志向的作用の遂行者である。


                                  参考:AERA Mook 精神医学がわかる。
                                      ハイデガー『存在と時間』





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