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2009-06-07 [現代思想・入門]

1 あらゆる形而上学的なるものへの批判! (再)


 参考: 『ヨーロッパ思想入門』
     第3部 ヨーロッパ哲学のあゆみ
      2章 理性主義の系譜
  デカルト
   方法的懐疑
    誇張的懐疑   数学的真理への懐疑 悪意ある霊の仮定
     オッカムの思想の影響   理性的真理もまた神の自由な意志決定に依存する
   「われ考う。 ゆえに、われ在り」
   私とは何か   近代理性主義の出発点
    身体が存在しないことは想像できるが、精神でない私は成立不可能である。
    二元論   精神と身体との実在的区別
   神の存在
    神の存在論的証明   「完全な存在者」という観念はその中に「存在」の観念を含んでいる。
    カントによる証明の否定   「観念の100ターレルと実在の100ターレル」
  確実な知識
   「精神としての自我の存在」と「神の存在」という、デカルトの哲学体系の二つの真理は、
   感覚によっては把握できない。 だから、
   「感覚のうちになかったものは、知性のうちにはない」
   というアリストテレス・トマス流の認識論は誤りということになる。
   感覚ではなく、理性によって、精神の存在も神の存在も明晰判明に知られるのである。
   理性によって明晰判明に認識するものが、幻影ではなく実体であることを保証するものは、
   ただ神の誠実しかない。 神の完全性のうちに含まれている神の誠実を本質的に要請。

  カント   理性主義と経験主義が合流し、近代ヨーロッパ哲学の原型が成立
   理論理性による形而上学の否定であると同時に、実践理性による形而上学の再建
   「信仰に場所を明けるために、知識を捨てなければならなかった」
                                       (『純粋理性批判』第二版序文)
   




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